耐震計算ルートとは、建築物の耐震診断の際に使用する計算法のことで建築基準法により規定される。一般に耐震計算の対象となる建築物(鉄骨造/RC造)は各々構造条件が異なるため、同様の耐震計算が適用されないとされるが、安全要求事項の違いに応じた合理的な耐震計算を目指し、ルート分布による計算式(ルート1/ルート2/ルート3)を使用するものとされる。尚、耐震計算ルートは建築基準法の改正により新耐震設計法が導入された際に定められたが、耐震強度偽装事件を受けて再度改正に伴い、耐震計算ルート(ルート1/ルート2/ルート3)の一部も変更されたとされる。