PIPW工法とは、従来のPIP杭、または各種ソイルコンクリート杭による柱列壁では、隣接する杭が完全に密着しない場合があり充分な止水効果が期待できない欠点があった。これを解決するためには、止むおえず各々の杭体背面の打設継目に薬液注入あるいはモルタルグラウトなどを施して、止水効果を向上させるようにしていたが、この方法では、コスト高や工期遅延などの悩まされることが多かった。PIPW工法は、これらの欠点を取除き、杭機能と同時に止水効果をも充分に確保できる方法です。また、杭間隔も従来のPIP工法より少し広く、かつ鉄板製定規を使用するので、このPIPW工法による柱列壁の施工精度は在来工法より大幅に向上された。