T-UP工法とは、30階程度以上の超高層建造物を対象に、タワークレーンを使用せずにジャッキアップで作業を行う、総合機械化高層ビル施工システムのこと。T-UP工法は大成建設と三菱重工によって共同開発された。T-UP工法は、3日で1フロア上昇し、地上躯体工期で約30%、全体工期で約20%短縮、省人化は約30%、良好な作業空間による安全性と高品質の確保、仮設材の削減によるコストダウンなどが見込める。30階程度以上の高層ビルを想定している。T-UP工法では、上昇デッキ部分の上下両方に作業空間が確保できるとされる。