年次点検で見つけたリスクの芽
私たち電気保安法人の仕事は、受託先のお客様からは理解されにくい仕事です。ただ設備を見て帰っているだけじゃないかと思われがちなので、信頼関係を築くのが結構難しいのです。
今回は、それを改めて実感することとなった事故についてお話します。
これは、とある老人ホームのお客様の設備を担当していた頃の話です。普段はとても協力的なお客様で、私はある程度、信頼関係が築けているものだと思っていました。
お客様からは、「ガス給湯器が壊れてしまったのですが、どこか修理してくれる会社知りませんか?」「防災訓練の時に使用する拡声器を安く買えるところとか知りませんか?」など、設備に関する内容以外の連絡が来ることもしばしば。
便利屋ではありませんが、こういう小さいお願いの解決を積み重ねることで、信頼関係を作っていくのが私のいつものやり方でした。
電気ではなく建築設計を主に行っている者です。
お客様との信頼関係を築くのは難しいですよね。
私も多々失敗を重ねてきて今は次のことに気を付けています。
①相手に技術的・専門的なことが伝わるよう「できる限りかみ砕いて伝える」こと。
②こまめに連絡を取り、気になる点や問題点を聞く(御用聞きみたいなな感じ)。
③打ち合わせや話したことを紙に起こして確認してもらい、お互いの認識に齟齬がないか、を記録に残しておく(もちろんお客様にも写しをお渡しする)。
これでもお客様も私も100%ではないのでなにかしら失敗することはありますが日々の小さな積み重ねが信頼関係の獲得につながるのではないかと信じ、業務に取り組んでいます。
保安業務従事者です。
①は、確かにと思いました!つい業界人向けにお話ししてしまう事もあります。私たちの業界である電気工事店の人にもつい専門用語を使って??ってされることもあります。
誰が聞いてもわかるように心がけるようにしなくてはと改めて思いました。
そして③にかんして、恥ずかしながらしておりませんでした。
こちらも参考にさせていただきます。
この度はコメントいただきましてありがとうございました。
ビルメンテナンス(巡回点検)です。スポット工事のみの物件にて
古い所は、築50年物があります。ここ何年かは行っていないのですが
キュービクルも OCB 、のぞき窓のガラスも外れたまま・・・(改善されていました)
何度も、進言したのですが・・・
お客様には「点検、工事の大事さ」よりも「事故の大変さ」の方が伝わる?ようです。
当然ながら、こまめに連絡を取り、気になる点や問題点を聞く(御用聞きみたいなな感じ)。も大切です。
確かにそのとおりですね。
人間、一度痛い目に合わないと身に染みて感じないところは間違いなくありますから。
技術者は失敗を繰り返しているから事故の怖さを理解できますがお客様に理解してもらうためには、しつこいと思われるくらい進言し続けないといけないのかもしれませんね(あきらめない気持ち)。
永遠の課題の一つです。
保安業務従事者です。
築50年ですか・・・物自体が50年も持ってしまうのも問題がある気がします(大きな声では言えませんが)
「点検、工事の大事さ」よりも「事故の大変さ」の方が伝わる?
事故は、私たちのような者が「点検、工事等」をして安全を保っているから「事故がない」という事をもう少し、ほんのもう少しだけでも理解していただければなとは思います。
この度は、コメントいただきましてありがとうございました。
保安業務従事者です。
3番目の方
あきらめない気持ち。本当にその通りだと思います。
ただ、毎回言うと煙たがれる等、心折れそうになる事もあるんですよね
それでも、事故を起こさせないために、心を鬼にして言い続けるしかないかもしれません。
技術はどんどん進み、小型化、軽量化してきておりますが、事故を起こさせないための永遠の課題はお客様との信頼関係かもしれません
引き続き精進していこうと思いました。
この度は、コメントいただきましてありがとうございました。