現場事務所を清潔にできない現場は、管理が行き届かない
案の定、現場事務所内の一斉清掃を始めた途端、砂埃で霧がかかった状態に。しかも、時間が経つと砂埃は下に落ちて積もるので、職員たちはそれを払いのけたり、雑巾で拭いたりしてから仕事に取り掛からなければならない。
これを週1回の一斉清掃の時や、 強風で入口から砂埃が入ってくるたびに行うのだ。なぜ土足OKにしたのか不思議だ。なんで床にカーペットを敷かなかったのだろうか。
現場所長は30代後半か40代前半の人だった。1~2年の新人でもあるまいし、かつスーパーゼネコンの現場事務所だぞ、どうなってんだ…?と、私にとって全面土足OKの現場事務所は初体験だったので、これがS県の方式なのか?!とも疑ったものだ。
全面土足OKの現場事務所は、衛生的にも健康的にも良くなかった。そして、やはりと言うべきか、この現場は他の協力業者を含めトラブルが多発していて、現場の段取りも極めて悪かった。
協力業者が一番困るのは、仕事が捗らないことと職人が遊ぶことだが、この現場では、なんのために来ているのか分からないような人がちらほら。日当だけが飛んでいっているような状況だった。
ボード貼り屋さんも相当モメていた。職人を大量に入れたのに、PBボードを貼る場所がないと来たもんだ。現場代理人いわく、現場から入れろ入れろと急かされ、入れてみれば貼る場所がないという。現場は、「賃金を保障しろ」「職人を全員引き上げるぞ!どうしてくれるんだ」と大騒ぎだ。
現場代理人さんも応戦するが、現場を確認して入れなかったのが悪い。これも現場事務所が汚いからだとは言わないが、現場事務所を清潔にできない現場は管理が行き届いていないことは非常に多い。
改善提案をしても「全面土足OK」を貫くJV現場事務所
居ても立っても居られなくなった私は、JV現場事務所について改善の提案をした。
現場事務所内にはすでに配線やモノが多いので、カーペットを敷き詰めるのは不可能だが、床の状態はこのままとして、一旦細部にわたって清掃・消毒し、土足厳禁にしようというものだ。
事務所の出入り口兼玄関の床を、胴縁ぐらいの大きさの木材で四角に型取り、その部分を外部と接する土間として、靴や長靴を脱ぐ場所とする。下駄箱も置けるし、カウンターにもなるので便利だ。
そしてスリッパ立てなどを設置し、スリッパ、サンダルに履き替えて事務所内に入る。事務所内は土足厳禁とする。現場事務所内の一斉清掃では、床掃除はモップによる水拭きとし、最後は乾いたモップで拭く。
お金もかからず、すぐにでも実行できる合理的な方法だと思ったが、この現場事務所はなぜか頑なに現状維持を貫き通したのだ。
事務員さんは「そんなことできるんなら、とっくの昔にやってるよ」と言い、当社の社長が現場事務所へ挨拶に来たときも「ここの事務所はスリッパでなく、土足なんですよ」と伝えると、見たことがないような形相をして、かなり驚いていた。
現場事務所を土足OKにするメリットはなに?
われわれ協力業者は多くの場合、ただ見てるだけで、心の中で「現場所長さんしっかりしてよ……」と思っていたはずだ。
この現場では多くの方々が気を回し、現場事務所に用事がある時は、なるべく事務所の中に入らず入口で用を済ませるように配慮し、やむをえず入る時は、靴の泥を入念に落とし、足元を確認して入っていた。
この記事を読んでいる皆さんにお尋ねします。
- 他の現場事務所でも、全面土足OKの現場事務所はあるのでしょうか?
- パソコンや電子機器などが故障する恐れはないのでしょうか?
- 現場が都心にあり、工事状況によっては靴に泥が付着しようがない場所であれば納得できますが、泥や砂埃の多い現場で、あえて土足OKにするメリットはあるのでしょうか?
もしお分かりになる方がいらっしゃいましたら、土足OKのメリットをご教示ください。どうぞよろしくお願いいたします。
ホコリを嫌う、パソコン、プリンター、コピー機、又数々の紙書類、作業員は立ち入り禁止の方が良い、安全等の会議は別な部屋で行なうのが一般的なはず!
それより、一斉清掃が有るなんて初めて知りました!
常用作業員ならともかく、請負作業員にまでそれを強いるのは元請けの傲慢では?
昔は現場事務所は土足でなければならないと先輩から言われました。
理由は現場での対応を早くする事、何か問題があった時にすぐに駆けつけられること、キレイな事務所に慣れすぎると現場に行きたがらない現場員が増えることです。
現地現物を必ず自分の目で見て、確認して現場を管理することが大事で、事務所に座っているようではロクな管理が出来ないと言われたものです。
そうは言ってもコンピュータが発達して日常で使うようになると事務所の中をキレイにしなけれはならない、ホコリをなくさなければならないと、段々靴を脱ぐのが多くなってきました。
私の現場は土足禁止にするようにしましたが現場員にはできるだけ現場へ出て
きちんと自分の目で確認すること、自分もできるだけ現場へ出るようにしていました。
モノづくりの基本は現場ですので。
今はそんな経験を活かしてインドネシアで建設コンサルをしています。
発注者が官庁であれば現場事務所はカーペット敷で、元請と下請は別々の部屋にするなど対応しますが、そうでなければ土足です。
スーゼネだから土足禁止、スリッパにしなさいとは聞いたことがありません。発注者や監理事務所との打ち合わせ室を別途設けるのは解りますが・・・
仮に50人ぐらいの小さな現場として靴箱は100個もしくは150個必要ですよね。400人の現場だと800〜1,200個?そんなスペース設けないでしょう。何かあっても現場にも駆けつけられません。
ただ、現場に出ない事務の女の子やcad オペの部屋はたしかにカーペット敷の時はありますが・・・でも、稀ですね。
50人以上の現場なんかやったことないからわからん
小規模なら、作業員用と代理人兼打ち合わせ用でわけるから、ぶっちゃけほぼ土足かな。維持管理系だと現場近くに置き場スペース無い場合か、地代が高い(これは関係ないか笑)から無理だな。
事務所が土足なことと、管理が行き届いていない事は全然関係ないでしょ。繋がりに無理があるなぁと読んでて思いました。
また他の方も仰る様に、現場で何かあった時に直ぐに事務所から出れる様に土足にしている事務所も多いです。
それは所長の考え方一つです。
それに週一回の清掃だからゴミがたまるのであって、交代制で毎日掃除するものです。(現場は週一回の一斉しますが。)
あと、事務所にはお金関係の書類など、機密書類がたくさんあるので、協力会社の方は安易に奥まで入るべきでは無いです。入口で用件と相手を事務に伝えるべきです。社会通念として。
掃除を週1回しかしないことに驚きです。
そりゃ砂もたまりますよ。
土禁にするのはナンセンスのようなこと書かれてますが、土禁にするなら毎日掃除するとか、現地状況に合わせて柔軟にルールを決めることが肝要では?
そんな柔軟性がなくてこの筆者は現場管理できるんですかね?
この記事の筆者は自分の常識が世間の常識になっています。
現場事務所を清潔にできない現場は管理が行き届いていないことは非常に多い。などともっともらしいことを書かれてますが、現場事務所を清潔にしていても、死亡事故を起こしてる現場もたくさんありますよ。
現場状況にあわせて、土足、土禁をきめて、円滑に現場運営できるように提案するのが現場員の務めでは?
土禁じゃないとダメといった偏った考えに寒気がします。
そんなに気になるなら、自分が所長になったときに好きなようにやればよい。
•他の現場事務所でも、全面土足OKの現場事務所はあるのでしょうか?
→全面土足OKの現場としています。
漁業協同組合の2階を現場事務所として借りており、内装を改造しな いことが条件となっているためです。
現場設営には様々な条件があると思われますので、一概に土禁にでき ないと考えます。
•パソコンや電子機器などが故障する恐れはないのでしょうか?
→その恐れがあると思われるなら、頻繁に清掃するようなルール決めをすればよいだけだと思います。
•現場が都心にあり、工事状況によっては靴に泥が付着しようがない場所であれば納得できますが、泥や砂埃の多い現場で、あえて土足OKにするメリットはあるのでしょうか
→緊急時に現場に駆け付けることができることです。
そもそも、そんなに泥や砂埃が多い現場なら足洗い場を設置して、泥が付着した状態で室内に入れないようにするのでは?
是か非かではなくここまでは土足でここからはカーペット。などと柔軟にゾーンニングしたら良いだけでは?
文中各所記載の「土足OKだから⚪⚪」って、因果関係は殆どないと思います。
土足OKのメリットとして、作業される方が、気軽に入れて、見えない壁を感じないことがあると思います。
昨年スーゼネで土足OKの工事事務所にいました。
何故土足OKだったのかと言うと、
・直ぐに現場に向かうため
・靴置き場(シューズボックス)を用意しないといけなくなるが、場所がないため
・客先の建物内での工事事務所のため、OAフロアの脚やタイルカーペットの糊を残さないため→青ベニやプラベニで養生はしていました
等々理由はあります。
スーゼネだからとはいえ、土足厳禁の工事事務所とは限らないですね。そういう社内ルールもありませんし。
スーゼネであってもお金が無いとか工期が短い工事事務所とかだと、事務所の備品関係のリース費節約で簡易的な事務所にしたりしますよね。
ちなみに土足の現場事務所でしたが、0災害で現場は無事終わりました。
普通に事務所の土足使用と現場管理の腕は関係ないと思われます。
現場事務所を清潔にできない現場は管理が行き届いていないことは非常に多い。
と書かれていますが、何かの統計に基づいた記述ですか?
それともこの記事の主の経験則からですか?
経験則なら1000現場ぐらいはこなしてきたのかな?
いずれにせよ主観的な意見を断言しているようでは、一級建築士の資格をはく奪されますよ。
ご注意あれ。
いちいち履き替えるのめんどくさいやろ