相談するなら、同期の女の子
――九州支店勤務はどうですか?
福田さん 社員の方々の人が良いので、働きやすいと思っています。もちろん、他の支店は人が悪いという意味ではないですが(笑)。
――土木の女性は他にもいるのですか?
福田さん いません。私だけです。ただ、同期の女の子が広島の本社にいるので、ちょくちょく連絡をとり合っています。困ったことなどを相談するなら、やはり同じ女同士のほうが聞きやすいし、こっちが求めている答えを返してくれる可能性が高いからです。
――最初の仕事はなんでしたか?
福田さん 計画課でパソコン上で小倉駅周辺の鉄道工事の図面の修正などの業務を担当しました。ただ、工事の内容については、わからないことも多かったので、現場に足を運んで、図面を理解できるよう頑張りました。小倉の仕事は、半年ほど携わりました。
――仕事には慣れましたか?
福田さん 入社2年目ですが、まだまだですね。
――今は現場仕事中心ですか?
福田さん そうですね。今は、足場の図面を持ちながら、ただ現場を見ているだけですけど(笑)。
図面と現場、両方見れる仕事はありがたい
――発注者などとやりとりする中で、感じたことはありますか?
福田さん 自分が伝わったと思っても、伝わっていなかったということがけっこうありました。言い方、伝え方は大事だなと感じました。人によっても、すぐわかってくれる人もいれば、そうでもない人もいるので、難しいなと思っているところです。
――内業と現場仕事は違いますか?
福田さん 中で図面だけ見ていても、現場をイメージするのは難しいのですが、現場に出れば、図面になにを描いてあるのかすぐわかるので、その点は、現場のほうが良いと思います。図面も描けるし、現場も見れる、両方できる仕事は、やっていてありがたいなと思います。
――残業はありますか?
福田さん あります。事務所に戻ってからやらなければならない仕事もあるので、それは仕方ないと思っています。ただ、ツラいと思うほど長時間の残業は、これまでのところありませんし、帰りたいときは帰らせてもらっています。強制されることはないです。
――できれば残業はしたくないタイプですか?
福田さん そうですね、自分のために人生の時間を使いたいと思っています。
とにかく「良い人」が多いのが魅力

左から中村啓一郎さん、福田さん、今井俊晴さん(広成建設九州支店土木部長)
――休みの日はなにをしているんですか?
福田さん 結婚したので、主人と出かけたり、アニメを観たりして過ごしています。
――転勤は大丈夫ですか?
福田さん 遠距離は慣れているので、大丈夫だと思っています(笑)。
――今後こうなりたいというものはありますか?
福田さん 土木に関する知識がまだまだ少ないと感じているので、現場の知識をもっと身につけたいと思っていますし、資格もとっていかなきゃという思いもあります。図面を引くのも好きなので、設計に関する勉強もしていきたいです。
――出産子育て後も仕事を続けたいですか?
福田さん そうですね。本社のほうでは出産後も仕事を続けている女性がいるので、私もそういう感じで働き続けたいと思っています。
――広成建設の魅力はなんですか?
福田さん もともとやりたかった維持管理の仕事に携われるのが、魅力です。あと、さきほども言いましたが、とにかく良い人が多いのも魅力です。たとえば、わからないことがあれば、誰に聞いてもちゃんと教えてくれるし、社員研修などの社内制度も充実しているので、働いていて安心感があります。
上司である中村啓一郎さん(現場代理人)のコメント
福田さんには主に恒久足場のCIMを担当してもらっていますが、広成建設の土木の現場として、本格的にCIMを扱うのはこの現場が初めてです。発注者さんのご要望に応えつつ、無事完成するまで、仕事をやり遂げてもらいたいと思っているところです。今のところは設計ですが、当然、いずれは施工管理もしてもらうことになるので、そちらもしっかりやってもらいたいところです。この現場で経験したことをほかでも活かしていってもらえれば、という思いもあります。
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結局は人だと思う。しっかり教えてくれる方がいなければ、施工管理は新人にとってはつらいかも。
私は暴言吐く上司に当たったので半年でやめました。