建設業は残業が多すぎる!早く家に帰りたい現場監督がやるべきこと

建設業の永遠の問題「残業」。残業せずにどうやったら帰れるのか、そもそも残業をせずに帰ることが可能なのか、個人的にめちゃくちゃ突き詰めていた時期があった。

結論、残業を極力減らして時間を作ることは可能であると私は考えている。実際に残業をかなり減らして仕事をすることができるようになった私の秘訣を解説していこう。

段取りは朝が命

朝一発目の段取りは本当に大事だ。現場監督にとっての朝は、残業をするかしないかを左右する、1日で一番大切な時間と言っても過言ではない。

1日の準備を朝にしておくことで、午後からの仕事が圧倒的に楽になる。朝は脳もフレッシュな状態なので、朝のうちに大変な仕事を済ませておくことも、残業をしないための秘訣だ。

朝の過ごし方でその日の業務量が変わってくることは間違いないので、朝の時間を大切にする癖をつけよう。

高収入を目指す現場監督が「派遣」を視野にいれるべき理由【PR】

現場対応を一人でしない

「若手が現場に出て、職人の段取りをするのが当たり前」という風潮は良くも悪くもはびこっている。真面目な人材は、その期待に応えようと全ての対応を1人で行おうとしてしまっている。そうなると、建設業、特に土木の現場では、書類作成で膨大な時間を取られてしまう。

よく考えてほしい。現場所長も現場を運営するメンバーだ。例えば、生コンや材料の段取りを自分で行なっているのであれば、職人との打ち合わせや、その他の立会準備等は所長に任せても良いわけだ。

所長が忙しくて対応できない状況ならば、応援要請や誰か助けてくれる方法を先に探すのが賢明だろう。人材不足からなかなか難しいかもしれないが、どこかに自分の業務を減らす抜け道が存在するはずだ。

私の場合で言えば、内勤の人たちに積極的に応援を頼むようにしている。「内勤の人たちにできることはない」と現場の人間は言いがちだが、インデックスを作ってもらう、書類の整理をしてもらうといったことは十分可能なので、無理だと決めつけるのではなく、可能な作業を探してみることが大切だ。

書類作成を優先できる体制を作る

現場管理を100%の力でやっていては、書類作成で必然的に残業をしないといけなくなる。現場で役割を分けることで、残業をせずとも書類作成に時間を割くことができる。

現場の作業を他の人(部下など)に任せることや、現場に出ないことは問題視されているが、それは役割分担で必要なことだと思っている。書類作成をするためには、現場の管理を誰かに任せなければキャパ的に不可能だ。

書類作成に集中できる体制を作ることが残業を減らす近道である。この考え方は結構批判的な意見も多いが、これくらい割り切って業務をしなければ残業だらけの毎日が待っている。

現場監督が現場に出ないことはあり得ない?

決して勘違いしてほしくないのは、残業をしなかったからと言って、仕事のクオリティが落ちることは当然あってはならない。仕事のクオリティは保っているにも関わらず、残業をしないことが悪だという古い考えは、もはやこの業界に必要ないということだ。

何かを変えるときには、今まで常識とされていた考え方を大きく見直す必要がある。「現場監督が現場に出ないことはあり得ない」という意見は一見正論に思えるが、残業をしなければ回らない負のサイクルを作り出していることもあるということを理解すべきだ。

現場監督として働くなら「施工管理求人ナビ」にご相談ください!
「施工管理求人ナビ」では現場監督(施工管理)の求人を広く扱っています。転職活動もサポートしていますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
転職アドバイザーに相談してみる
この記事のコメントを見る

この記事をSNSでシェア

こちらも合わせてどうぞ!
「現場監督は激務」って言われるけど何が大変なのか
残業規制を歓迎する若手が多い一方、40代以上は「歓迎しない」が過半数を占める【建設現場の本音調査】
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
ゼネコンの現場監督の仕事を解説!年収やメリットもくわしく紹介
某ゼネコンで土木施工管理技士として奮闘中。前時代的な建設業界の風潮に辟易し、自分のキャリアプランを見直したい今日この頃。
モバイルバージョンを終了