サラサクリーンとは、放射性物質除去土壌の改良材のことで、原理的には粘性の高い団粒化しやすい除去土壌を中性系材料などにより(水分減少により)早期に砂状に改質するものである。生石灰を添加/混合する従来型では、土壌に含有する水分との反応に時間がかかるため、除去土壌の仮置き場が課題とされていたが、サラサクリーンにより短時間で大量の除去土壌を分別できるとされる。尚、土壌1t当たり30kg程度のサラサクリーンが必要とされるが、生石灰が改良材の場合は80kg程度の添加が相当される。ちなみに、改質後の容積も生石灰の場合に比べ5%減少するとされ、重機が走行可能な土壌の固さもサラサクリーンの場合は、適度な固さを維持できるとされる。サラサクリーンは大林組によって開発された。