ダム用自動上昇型枠工法とは、遠隔操作により複数の型枠を順次上昇させる一台の型枠上昇装置のことで、通常作業員1~2名により型枠の上昇/盛替えが行うことができるとされる。ダム用自動上昇型枠工法は、清水建設によって実証実験(美利河ダム)がなされ、旧建設省から技術評価を受けたものである。特に、修理・点検を除き、型枠の上昇/型枠固定シーボルトの脱着など、すべての作業を型枠の外側に出ることなく遠隔操作によって行えるため、省力化と安全性に優れる。このダム用自動上昇型枠は、国内はもとより海外においても大いに評価されている。