メカニカルシールドドッキング工法

メカニカルシールドドッキング工法とは、地中接合に対向する2台のマシンを機械的に直接重ね合わせる工法のことで、近年、接合用立坑の建設が不可能な場合に、シールドトンネルの地中接合が増加している背景に応じて開発された。メカニカルシールドドッキング工法は、立坑用地確保の困難な都市トンネル、あるいは東京湾横断道路のような海底下の長距離トンネルなどで適用されている。従来型の接合は、接合部周辺を事前に凍結固化する凍結工法であったが、メカニカルシールドドッキング工法によって、工期を従来の3分の1に、コストを10~20%低減できる。なお、凍結工法に不向きな地盤でも施工可能とされている。

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