土木鋼構造診断士(Steel Infrastructure Diagnosis Engineer、SIDE)とは、土木鋼構造物の点検技術を含む維持管理全般に係る広い知見を有し、土木鋼構造物の部材の点検・診断業務の能力を有する者に認定される資格。一般社団法人日本鋼構造協会が認定している。土木鋼構造診断士は、鋼構造の点検と診断にあたって次の4つの責任を担う。鋼構造物の安全性と信頼の確保、鋼構造物の維持管理に対する適正な判断、鋼構造物の点検・診断への支援、鋼構造物の正しい点検診断記録の提供。土木鋼構造診断士補(Steel Infrastructure Inspection Engineer、SIIE)は、土木鋼構造診断士を補助する役目を持つ。なお、一般社団法人日本構造物診断技術協会が認定している資格に、構造物診断士がある。構造物診断士には一級構造物診断士と二級構造物診断士がある。構造物診断士は当初、一般社団法人日本構造物診断技術協会における内部資格制度としてスタートしたが、第7回試験から一般公開試験になった。