耐液状化格子状深層混合処理工法とも呼ばれる。地震防災、とくに液状化問題に対処すべく建設省土木研究所と建設会社4社が共同開発した工法。日本国土技術開発賞、建築学会賞など受賞。すでに400以上の事例がある。
やわらかい砂地盤をセメント材を混ぜつつ格子状に区切りながら掘削し、埋め戻して固めることで、格子状改良を実施する壁の中の地盤では発生せん断応力がかなり抑制されるため、液状化を防ぎ、地盤の変形を最小化するのが可能となる。
地盤全体に手を入れないので工期圧縮、大幅な費用削減にもつながる。阪神・淡路大震災などで有効性が確認された。低振動・低騒音な工法なので、隣接建造物が多い都市部での地盤改良にも適している。
格子状地盤改良工法(TOFT工法)
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