皮付丸太とは、赤松、香節など皮の美しいものは皮を磨いて使われる。赤松は草の様式で使用されるが、これは京都近郊で生産される樹幹が直通のもので枝下が長い。10月から1月の間に伐採し、直ちに背割りして、金へらで死皮を剥ぎ乾燥する。後火入と称し原木を炭火でむらなくあぶり、突出した皮を叩たり、磨きながら粗皮をとり、ぼろ布で磨くと赤褐色の美しい肌となる。桜の皮は磨くと美しいのでまれに床柱にする。赤松丸太を竿縁等にする際に、太さ、通りのよいものがない場合は、杉の加工丸太に赤松の皮を貼った人造物とする。
皮付丸太とは、赤松、香節など皮の美しいものは皮を磨いて使われる。赤松は草の様式で使用されるが、これは京都近郊で生産される樹幹が直通のもので枝下が長い。10月から1月の間に伐採し、直ちに背割りして、金へらで死皮を剥ぎ乾燥する。後火入と称し原木を炭火でむらなくあぶり、突出した皮を叩たり、磨きながら粗皮をとり、ぼろ布で磨くと赤褐色の美しい肌となる。桜の皮は磨くと美しいのでまれに床柱にする。赤松丸太を竿縁等にする際に、太さ、通りのよいものがない場合は、杉の加工丸太に赤松の皮を貼った人造物とする。