目地深さの決め方とは、目地幅(W)に対する深さ(D)の比を形状係数といい、D/Wで表します。この形状係数が小さすぎると、シーリングの厚さが薄くなって、被着体への接着面積が小さくなり、接着力の確保がむずかしくなったり、自然暴露やムーブメントによって耐久性が短くなるなどの問題が生じます。また形状係数が大きすぎると、ムーブメントが生じたときに、シーリング材料の表面が大きく変形するので好ましくありません。目地設計に当たっては、シーリング技術者を参加させることが肝要です。一般の目地では、形状係数は、1/2~1の範囲が好ましいとされています。