CTC(列車集中制御装置)とは、Centrali zed Traffic Controlのことで、略してCTCと呼ばれる。鉄道における列車制御所や運転指令所が、発着信号、ポイントの切り換え、列車位置の表示などを集中管理し遠隔制御するシステム。JRでは中央装置を設置した箇所をCTCセンターと呼ぶ。CTCによって、列車の安全かつ正確な運転を実現するための指令業務を行うことが可能となる。CTCは1927年、アメリカのニューヨーク・セントラル鉄道で初めて導入された。日本で初めて導入されたのは1954年、名古屋鉄道小牧線、京浜急行電鉄久里浜線であったと言われている。