RC壁式ラーメン構造

RC壁式ラーメン構造とは、桁行(けたゆき)方向に梁幅と同じ偏平な壁柱としたラーメン構造を用い、梁間方向は梁形のない耐震壁とした構造であり、柱形と梁形の突出がないため、均質かつ端正な構造が特徴とされる。RC壁式ラーメン構造は、中高層建物(6~11階)を経済的に作るための基準であり、構造強度上の形態規定が強いため設計の自由度は(壁式構造より)劣るとされる。即ち、軽微なセットバック程度しか許されず、大きな吹き抜けや雁行プランなども採用できない点が挙げられる。なお、形態規定としての平面形状および立面形状は、長方形これに類する形状とされている。

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