TBIレゾネータType-Fとは、飛鳥建設/藤崎商会が共同開発した超低周波音制御装置のこと。山岳トンネル工事の発破掘削によって発生する16Hz以下の超低周波音は、周辺の窓ガラスや建設機器の揺れを引き起こす。これを防ぐ為に防音扉や防音壁を設けるが、超低周波音で防ぎきることが出来ない。その為に開発されたTBIレゾネータType-Fは3.2mmの鋼板製を用いた幅5.4m、高さ4.5mの音響管で、開口部から入射した音を閉口部で反射する事により、逆位相の音を作り出す。音の原理を利用し、逆位相の音で打ち消しあうことにより、超低周波音を消す。8Hz付近では12dB、4Hz付近では6dBの消音が可能。※6dBとは音の相対基準で2倍の事を指す