難度の高い工事車両の調整
――今の現場はどうですか?
村上さん 今ある目標に向かって、日々頑張っているところです。具体的にどう進めるかは、京王電鉄さんとの話し合いで決めていきます。できるだけ省力化施工を積極的に提案していきたいと思っています。
――近隣住民への対応は?
村上さん 住民の方々の工事に対する印象は、最初の段階で決まるところが大きいと私は考えています。われわれが工事に着手したのは1年ほど前ですが、近隣住民や周囲に最大限配慮しながら、工事を進めることにしています。工事に伴う音や振動をはじめ、様々なことについて気を配っています。
工事内容については、月間工程の資料をもとに住民の方々にご説明することにしています。いつどういう工事をどの時間帯にするかなどについてご説明しています。作業中は近くの住民の方々にこちらからお声がけするなど、積極的な対応に努めています。
――騒音対策も必要ですよね。
村上さん 現場で使う機械は、低騒音、低振動型の機械を採用しています。まず音源対策をした上で、機械の周りを防音シートで囲ったり、隣接する住宅地側にも防音シートを設置する等の対策を実施しています。重機の下にはゴムマットを敷いて振動を抑えるような工夫もしています。
――作業ヤードへの車両出入りも大変そうですが。
村上さん 作業ヤードの出入り口となるゲートは踏切の横にあるため、工事車両は踏切を渡って作業ヤードに入るカタチになります。安全面を考えると、条件的には大変厳しいものがあります。ただでさえラッシュ時には「開かずの踏切」であるところに、さらに工事車両が出入りするわけですからね。
工事車両の出入りは、朝夕のラッシュ時を避けるよう調整しています。朝は、工事をスムーズに進める上で重要な時間帯なのですが、やむを得ません。朝から使いたい材料は、前の日に入れるようにしています。もし材料が揃わない場合は、段取りを変えて、工程を組み直す必要がありますが、幸い、これまでは大掛かりな工程の組み直しは発生していません。
――休みはどうなっていますか?
村上さん 現在は、平日の昼間に作業を行い、土日は原則休みにしています。土日の休みを確保するため、平日は近隣住民のご理解を得られる範囲で早出、残業により工事の進捗を図っています。働き方改革は時代の流れなので、建設業界も省力化施工などを通じてシフトしていかなければなりません。
大成建設は「現場のみんなが主役」
――若手の指導、育成で気をつけていることはありますか?
村上さん 仕事の進め方ややり方などについて、まず本人がどう考えているか意見を聞くことにしています。次にその理由を聞きます。それが間違っているか、正しいかは関係ありません。
また、建設現場にはいろいろなルールや進め方がありますが、それらにはすべて理由があります。なぜこういうやり方をするのか、なぜこういう資料をつくるのか、その理由をちゃんと理解することが大切だと思っています。
やはり、一方的に「やれ」というのはダメだと思います。基本的には本人が気づいていない角度から教える姿勢が大事だと考えています。
――大成建設の魅力は?
村上さん 他の会社のことは良く知りませんが、大成建設には「現場に任せてくれる」ところがあります。基本的には所長の判断で現場をすべて動かせます。当然、会社として定期的に現場のチェックやフォローはありますが、原則、「現場のみんなが主役」というスタンスなのです。
例えば「こういう現場にしたい」という現場社員の希望なども、ある程度任せてくれるのが魅力ですね。
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場合によっては逃げていいと思います。メンタル弱い人も居ます。
まあ、逃げると、無職になったり左遷になったりしますからね。
難しいところです。
理不尽なことに耐えられなくなったら当然逃げて良いと思います。一生残る病気や怪我なんかしても誰も責任なんか取らないですしね。
まぁ優秀なのはアンタやなくて職人さん方やけどな。