一緒に楽しみながら、施主の夢を形にしていく
そもそもクレームの発生原因は、現場監督の立ち位置にあると言えます。お客様から見て、あなたはどの位置に立つべき役割の人間かということを知らなければなりません。
なぜなら、本来、現場監督はお客様に頼られる立場だからです。頼られる立場の人間が、怒られないようにとネガティブ思考で仕事をしていれば、お客様の期待には追いつけません。いずれ不満が溜まり怒られてしまいます。
それを、家づくりの楽しさを教えてあげたいというポジティブな気持ちで取り組んだらどうでしょうか。きっとお客様の期待を上回るパフォーマンスを生み出すはずです。
現場監督は、建築のプロです。建築の知識では、もちろんお客様の上をいきます。そのかけがえのない知識と楽しませたいという気持ちを持って、お客様を引っ張ってあげるのです。
若手は、現場監督の仕事を「大きな責任を抱えながら様々なトラブルの対処をしていく仕事」と難しく真面目に捉えてしまいがちですが、私は「施主の夢を一緒に楽しみながら形にしていく仕事」であって欲しいと考えています。
若手の現場監督の皆さんは、現状だけを見て辞めないでいてください。辛いことばかりではないはずです。そして、施主にとっても、私たち現場監督にとっても、夢のある建設業界を築き上げていって欲しいと切に願います。
余談ですが、口下手人間はそう簡単には直りませんでした。でも、気持ちを改善することで最大限のパフォーマンスをして、お客様に喜びをプレゼントすることはできるようになりました。
何かゼネコンは悪で、ハウスメーカーはやりがいがあるって感じの書き方で、ゼネコンの若手が可哀想って印象になりかねない。
ゼネコンだろうが、ハウスメーカーだろうが、それぞれ仕事な楽しくなる時期が来ますよ。会社、上司次第ってとこはありますが。
自分は地場ゼネコンとか町場の工務店とか数社渡り歩いてたので言える事です。