結婚、出産後にどう仕事を続けていくかが課題
――同じ現場に女性の先輩がいるのは、心強いのでは?
増谷さん そうですね。同期の子に聞くと、女性の先輩がいる子はいないので、3名もいるのは多いんだろうなと思っています。例えば、「舗装はどこまで撤去すれば良いか」と聞かれたときに、自分では答えることができませんでした。ちょうど近くに寄川さんがいたので、考え方などをアドバイスしてもらいました。
――「女性の働きやすさ」をどう感じていますか?
増谷さん 改善しなきゃいけない部分はあるんじゃないかなと感じています。私自身が今、そういう問題に直面しているわけではありませんが、将来的に結婚や出産した場合、どうやって仕事を続けていくのかが見えないので、そこは課題じゃないかなと思っています。
ネイルは「唯一の抵抗(笑)」
――日焼けはイヤですか?
増谷さん イヤです(笑)。麦わら帽子みたいなのをかぶったり、朝昼日焼け止めを塗ったり対策はしていますが、それでも焼けてきちゃいます。あと、私の場合、髪の毛が焼けます(笑)。けっこう伸ばしているので、ヘルメットなどで隠れる部分は焼けないんですが、髪の先のほうが色が抜けて茶色くなっちゃうんです。マメに染めに行ければ良いんですけど、なかなか行けなくて。
もともと覚悟していましたし、今でもしょうがないなと思っていますけど。ただ、ヘルメットのヒモ焼けだけは絶対にしないように最大限の配慮しています(笑)。
――日傘さして現場に入るのはアリ?
増谷さん ナイですね(笑)。作業員さんに「お前なめてんのか〜!」と言われちゃいますよ。
――ネイルやってますね。
増谷さん やってます。
――以前取材したドボジョが「女の気持ちはネイルで確保する」と言っていたけども。
増谷さん スゴくわかります。現場ではお化粧もしていないし、周りには男性しかいないので。ネイルは「唯一の抵抗」って感じです(笑)。
――女子3名でランチに行っているそうですが、どうですか。
増谷さん 相談したり、普通に雑談できるのは、ありがたいです。
――休みはどうしているんですか?
増谷さん 今はコロナがあるので、できないですが、以前は、東京に帰って、友だちと遊んだりしていました。あとは、寄川さんや同期と遊びに行ったり、作業員さんのご家族とゴハン食べたりしました。
自分のためになるなら、残業も休日出勤もアリ?
――仕事とプライベートについて、どう考えていますか?
増谷さん 休みがいらないとは思わないですし、いくらでも残業する考えもありません。ただ、自分が任された仕事をちゃんとやるためだったら、自分のためにもなるし、残業して休日も出るのはアリだと思っています。
――これからの新入社員に向けて、メッセージをお願いします。
増谷さん どんな業種でも、社会人になるといろいろ大変だと思いますが、少しでも興味があって、入社したいという気持ちがあるのであれば、それなりに頑張ってやれると思います。
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