閑静な住宅地の法面工事
私が去年受注した工事で、80点という高得点を獲得した工事についてお話しようと思う。
現場は、閑静な住宅地。その一角にある急傾斜地の法面工事だった。
現場の正面にはもちろん住宅が立ち並び、建設機械の侵入も容易ではない。更に、山の地質は硬岩が確認されていた。
つまり、ペッカー機やブレーカーの使用が必要不可欠なので、工事を円滑に進めるためには、近隣住民への振動や騒音対策が一番重要なポイントだった。
実際に、以前近くの法面工事を行った際に、同じような内容の工事で多くの苦情が寄せられたという情報も入っていた。
私も住民説明会や近隣挨拶では、出来ない事ははっきり断りますし、騒音振動工事や粉塵については一言「ご主人、奥様の思っている以上だと思います。」と必ず言います。