課題を与え、目標を作らせる
最初は、現場で何をやっていいのか本当に戸惑うことが多いと思う。
誰かが何か課題を与えるわけでもなく、新人が勇気を出して質問をすれば、返ってくるのは「忙しいから後にしろ」「何回同じことを聞くんだ」といった無責任な言葉ばかりだ。
確かに現場監督の仕事をしている以上、忙しいのはよく分かる。質問を後回しにしてほしい気持ちも、とてもよく分かる。ならば、せめて課題を与えてあげてほしい。
現場で見て覚えろと言って放り出しても、やることを全員が見つけられるとは限らない。だから、せめて課題を与えて、目標を作らせることが重要だ。
若者からも学ぶ時代
これまでは、先人たちの技術や知恵を現場で学び、応用する時代だった。しかし、現在はテクノロジーの発達により、若者がとんでもなく役に立つ能力や知識を持っていたりする。
新人でも、便利なソフトを使って我々よりも見やすい資料や書類を作成して、提案してくることだってある。そこでネックになるのが、ベテランと呼ばれる層の頭の固さだ。
それを痛感した出来事があった。ある日、新人が驚くべき土木図面を提案してきた。MacBookを使用して、ベクターワークスというCADソフトを駆使して、現場平面図を3Dに書き起こしてきたのだ。
見た目も直感的で非常に分かりやすい。私は素直に感心した。しかし、その時に現場所長が「市役所と相関性がないソフトだから役に立たない」と一蹴。私は、その光景に驚きと違和感を感じたことを今でも覚えている。
市役所との相関性がなくとも、現場で作業者に指示を出すときや、市役所への説明時にでも活用することはできたはずだ。そもそも、土木のテクノロジーも進歩してきている今、いつまで古い考えで仕事をするつもりなのだろうと絶望さえ感じた。
若者は、最新のテクノロジーや流行に触れていることが多い。素晴らしいスキルを若者が持っているのならば、素直にそこから学び、取り入れるべきである。彼らから学ぶ姿勢も大切だ。
先人たちの存在は、確かに偉大だ。これまで、いくつもの修羅場をくぐってきた所長たちの現場での経験は、私たちの教育にももちろん必要だと思う。しかし、全てのやり方を正しいと思う必要はない。今行っている業務が本当に合っているのか、常に自問自答することが大切ではないだろうか。
若手を教育するうえで、古い風習は今後絶対に邪魔になる。今のうちにそれをぶっ壊して、新しい柔軟な考え方を業界全体でしていかなければ、今後発展的な成長を見込むことは難しいだろう。
少し違いますね。
一昔前のように業界に働き手が沢山いて、できる奴だけ生き残れればいい環境であれば「見て覚えろ」というのは教える側に負担がかからない上に部下の選別まで行えるいい手法だった。
ところが今はもっと楽で稼げる仕事が他にある中で、わざわざ働きにくい建設業に来るメリットが無い。
(無資格でも身元不明でも仕事ができる、というのもかつては特色だったが、今はそれもなくなった)
見て覚えろの受け身ではなくこちらから育てるという積極性が、教える側に求められている
この業界には昔は~今までは~前の現場では~って考え方が特にも老人に多い。
建設業法で、安全衛生法で、健康増進法で、共通仕様で、設計で、って考え方があまりできない方がそこそこいると思います。
そういった方ははっきり言って1億未満の現場であっても一人でこなせない。
・監理者、発注者からのメールの受け取りすら困難(圧縮されて、普段使わない拡張子だとお手上げ
・新規入場者確認ができない(どこの業者の誰が、適切な社会保険加入の判断ができない
・設計、監理者の指示を無視する(今までは~で一切やり方を変えない
・新技術にとにかく否定的(コロナ渦中だからこそリモートワーク含めた技術の採用を勧めるべきなのに
とにかく進歩がない、違法、なのに見て覚えろは反面教師としては優秀
見て覚えろとえばって腕組みするだけならどんな業種でもできるわ!
「見て覚えろ」をまるで悪者の様な表現に見えました。何故「見て覚えろ」なのか。学校の勉強、会社の研修等お仕着せで受けていたのでは身に付かない、今なにをしているのか?何故やらなけれはならないのか?を自分で考えなければ理解出来ないと思う。その上で不明点をディスカッションしたら良いのでは?と思います。後若者の視点は侮れないと思う。親父達よ素直になれですか。
第三者のニュートラルな目で凝り固まった考えを改めてくれる意見はありがたい。しかしいつまでも第三者であろうとする若者の意見は悪いが聞きたくもない。ヨソモノだから好き勝手言ってるわで終わってしまう。若者よ当事者意識はいつでますか。
聞きたくもないって切り捨てるから第三者で終わるんだよ。人雇うにもなにするにもコストがかかるってこと分かってる?
今時、見て覚えろなんて言う奴ほぼ皆無でしょ。
必要以上に手取り足取り教えていますよ。あげくの果てが、出世したくないのでとか、現場所長なんて目指してないのでとか言ってきて教えるのが
バカらしいです。
安い給料貰って呑気にしてるだけなら辞めてしまえって思います。
自分の上司も何にも教えてくれず、
二年目で現場代理人になったんですが
失敗した時にだけ怒られ、あとは無視
精神ボロボロだった。
初めは下請けや材料屋に聞いてたら少し良くなり
それでも、解んないこと多すぎて
他工区の代理人さんたちに資料貰ったり教わりに行ってた。
無事に工事が終わり、本当に感謝です。
私も別業種からの転職組ですが、最初の現場のみベテランの方がついてくれましたが、その後の工事は、一人でやらされております。しかも、問題が起きてから怒鳴られ、「何で協議で上げてないんだ」と後出しジャンケンもいいとこです。
上司は一度も現場に来て指導はしません。そのくせ、評価が低いと罵られ、建設業とはそういうものなのでしょうかね‥
見て覚えろかぁ。職業、学校の先生じゃないしさ、先生でも学生が
理解していようがしまいが関係なく、チョークでなにやら書いて授業料
もらっているから、授業料くれよ。
学校の先生じゃないしさ、部下も1人2人なんだから、そのくらいの仕事(教育)こなせよ。部下を育てられないからいつまで経っても仕事楽にならねえんだよ。
まあ、給料高ければ「見て覚えられる」人材が来るとは思いますけどね。
^_^
若者の心は、1から10教えてもらえると思っている。
教えてもらい学ぶのも仕事だと思っている。
先輩・上司の心は、教えることはする。だが、ここは学校ではない。
こっちも会社からの依頼、仕事をこなさなければならないと思っている
会社の心は、会社からの依頼に応え、会社に利益を出してもらった対価として給料を払う。利益を出せない新人さんなどには先行投資の何物でもない。そのため教えることはとても大切。だから、先輩・上司には
1から5くらい教えてあげて、6から10は力になってあげてと思う。
若者には、教えてもらえないと待たずに、1から5くらいはこっちから
聞いてみて、6から10は努力してみてと思う。
みなさん、会社からの依頼に応えています?
形は雇用でも、個人事業主が依頼受けて仕事して稼いでいるのと
中身は一緒ですよ。
育成は教える、考えさせるが重要かと。
教えてばかりでは、代理人なんて出来るはずもなく…。
観て考えて自分なりに理解を深めていく事の重要性を教えるのが何よりも難しい。
同じ工事が三回続けば流れが分かっていいんだけどねぇ。
防水メインの工事の後にトイレの改修工事が始まって、次は店舗の突貫工事、忘れた頃にまた防水工事がやってきて、こないだやったやろ?て1年前くらいですが?(笑)