3.協力業者さんが朝礼にいないよ、、、
ある日、朝礼に出ると、いるはずの大工さんがいない!!!ってことに気がついたんです。
理由は後から判明するんですが、現場に入場する前日に、ぼくが確認の連絡をしていなかったことが原因でした、、、
この話もぼくが3~5年目のときです。少し背景をお話すると、そんな大きな現場でもなかったので、職人の入れ分かり、段取り替えが多い現場だったんですね。
前日までに鉄筋組立~配筋検査まで完了し、次の日から大工さんにて型枠建込の段取りという工程でした。大工さんとは1週間前に週間工程表及び月間工程表をFAXして、TELにて打合せが済んでいたので、ぼくは安心しきっていたのだと思います(反省)。
そして当日。さぁ!今日からは型枠やね!と思っていたのですが、朝礼に大工さんの姿はない!!!!もちろん速攻でTEL!!!!!
ですが、当時はまだ携帯電話が完全に普及していない時代です。連絡がつくはずもなく、その日は終了、、、、今考えただけでも震えます(笑)。
のちに判明したことですが、大工さん曰く「ジョウくんから電話がなかったので、まだ行かなくてよいと思っていた」とのことでした。みなさんは必ず前日に連絡しましょう、、、、

現代の人はそう思うでしょうね、、、でもいまから25年ほど前は、現在のように全員が携帯を持っていませんでした。携帯を持っていると、「お前儲かってるな~」とからかわれたもんです(=_=)
ということで、こまめな連絡&コミュニケーションはめっちゃ大事というお話でした!
4.躯体コンクートの出来形を測定していると、、、
次に4つ目を解説します。結論からですが、「出来形の幅が足らないことに気が付いた」です。理由は、ぼくが職人さんへ図面寸法をきちんと伝えていなかったから、、、
ここも少し背景をお話すると、民間工事で躯体高さが1mほどの重力式擁壁を施工する内容で、床付けに勾配、天端も勾配がついていたって状況です。重力式擁壁なので、背面に勾配がついており、大工さんも型枠を組みにくそうにしていました。
コンクリート打設完了し、型枠も解体し、出来形を測ってみると、天端幅が足りない!!!
原因は、床付け部の勾配をぼくが甘く考えていて、均しコンクリートから天端までの斜長を大工さんに伝えていなかったので、大工さんが想定する天端位置にずれが生じてしまったわけです。
結果、「ずれ」が上に生じたので、天端幅が狭くなった構図になっています。このときの対策は、複雑な構造物は職人さんと落ち着いて打合せしようということになりました(=_=)

おっしゃる通りですm(__)m
このときの結末は、ブロック積と同じように撤去してやり直しになりました。めっちゃ反省しましたね。小さい構造物とはいえ、躯体コンクートができてからの撤去はかなり凹みました(=_=)
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5.盛土巻き出し管理の写真を撮影したあとに、、、
最後の失敗について解説します。結論からですが、「巻き出し厚を間違えて写真を撮影した、、、」って内容です。ん~我ながら結構ポンコツですね(´ω`*)
その理由は、こうです。道路土工においては、
- 路体盛土は一層の仕上がり厚を30cm以下
- 路床盛土は一層の仕上がり厚を20cm以下
となっていますが、ぼくは「路床仕上がり天まで厚み30cmで転圧してしまった」ってわけです。しかも、この間違いが判明したのは後日なんですよね、、、
この間違いをしたのも20年以上前。当時はまだデジタルカメラではなく、フィルムカメラで撮影していました。
夕方に現場事務所に戻ってカメラからフィルムを出して、次の日の午前中に写真屋さんがフィルムを引き取りにきて、その翌日の午前中に仕上がった写真を配達してくれるという流れです。つまり、間違いから2日経過しないと写真を確認できない時代だったんですよ( ;∀;)
で、当時の現場所長が、ぼくがいない時間に現場事務所で写真を何気にパラパラと見ている時に気が付いたようで、2日目の昼に「これ巻き出し厚を間違えてるで」と指摘されたって経緯です。
幸い、その測点はそのままだったので、路床部分を再度掘削しやり直しになりました( ;∀;)この話の原因と対策はこうです。
- 原因 : 単純に勉強不足
- 対策 : 施工管理基準と施工計画書を熟読して把握する
冗談っぽいけど、全部本当の失敗談です
今回も長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございますm(__)m
土木の仕事って複雑な仕事やねということで、ぼくの現場での失敗をいろいろお話してきました。半分冗談やろみたいな内容もありましたが、すべてガチ中のガチです、、、、
みなさんは、ぼくと同じ失敗をしないように、準備と勉強を怠らずに頑張ってみてください!!!こうして振り返ってみると、自分も結構ポンコツやなと思いました(笑)。
では、また次回のブログでお会いしましょう!
※この記事は、『ジョウ所長のblog』の記事を再編集したものです。
僕のやってしまった失敗5選!!!【若手や入職したばかりの人へ!】【土木工事での失敗!!!】 / YouTube(ジョウ所長の土木技術者サポートチャンネル)
みんなやるのよw
その時は生いていく気力も無くなるけど、まだ生きてますwww
どこの会社でもこんな「やらかした」エピソードがあって、世の中は何事もなく回っている。
言いたいことは、あなたが何かやらかしても、会社が傾くことも、まして世界が滅亡するわけでもないので気楽に構えてくださいってこと。
責任ある立場の人が「やらかした」だと本当に会社が傾くけど。
うちの社長なんか、同じ土木系の会社なのに全く役に立たないガジェットに開発費を費やしてる。仕事をしてのミスな分遥かにマシですよ
実行予算についてはチェックして承認した会社の責任ですよね。
昔の若かりし頃のウチの失敗談は道路上の夜間工事で最後に仮舗装して交通開放するんですけどアスファルトの量を間違えてしまって途中で足りないのに気付いたんだけど後の祭りで結局、開放時間に間に合わなくて始末書もんでした。
下請さんや会社の上司にも怒られましたねえ(笑)
当時は凄く反省しましたW
昔、夜間の電線共同溝の工事で道路の仮復旧を終えてから道路解放の流れだったけどプラントにAs合材の数量(ロス率を見込まないまま)を頼んで敷設をしていったけど途中で協力会社さんから合材足りねえって言われて
この時点で時間オーバー確定ですわ(道路は大渋滞)
関係各所に連絡して謝罪し、プラントに頼んで0.5m3再発注、ダンプの運ちゃんにも頭下げてまた運んでもらいました。協力会社、会社、役所からもブーブー言われてメンタルが相当やられました(笑)