瑕疵のない完璧な新築物件に住む方法
多くの人にとって、人生で一番大きな買い物といえば、「家」ではないでしょうか。
生涯住み続ける終の棲家として購入する人もいれば、資産運用目的で購入する人もいるかと思いますが、どちらにしても大きな決断が迫られます。
今回はそんな「家」について、恐らく建設業界の誰もが思っているであろうことを、現場監督が真剣に考えてみました。
誤解されがちな建設業界人
建設業界にいる人間であれば、一度は友人や知人からこんな質問を受けたことがあるのではないでしょうか。
「マンションを買おうと思っているんだけど、○○のマンションってどうかな?」
「家を建てたいんだけど、どこの建設会社が一番いいかな?」
かくいう私も、友人・知人に加え、賃貸経営をしているお客さんからも同じ質問をされたことがあります。でも、言わせてください。
私も分かりません!!!期待外れでごめんなさい!!
正直、家を建てたり直したりしていても、物件の価値なんて現場監督の私には分かりませんし、「どうかな?」と聞かれても、「便利なら良いんじゃないですか」としか言いようがありません。
家の購入は一世一代の大きな買い物ですので、「建設業界人=建物のことをなんでも知っている」という認識から、少しでも安心できる材料が欲しい気持ちも頷けます。
しかし、魚屋に漁師の知識を聞くのが間違いであるように、不動産屋の知識を建設現場の人間に聞かないでくれとも思うのです。
かと言って、「私に聞かないでくれ」なんて言えるはずもないので、修繕工事に携わることの多い私が思う、一番良い物件を考えてみることにしました。
私が思う一番良い物件は、「新築時の瑕疵(かし)がない物件」です。新築時の瑕疵が後で生む損害を分かっているからこそ、一番気になるのかもしれませんが…。
「新築時の瑕疵がない物件」ということは、購入段階で瑕疵物件かどうかを確認する必要があります。そもそもそんな方法があるのか?と疑問に思ったので、考えてみました。