建設業界や電気業界で働き始めたばかりの方や、これから働きたいと思っている方に向けて、今回は「分電盤」と「配電盤」の基礎知識や違いについて解説します。
これらの知識をしっかりと理解することで、今後の業務に活かすことができるでしょう。
分電盤とは
分電盤とは、電気を各部屋や設備に分配するための装置です。分電盤は一般家庭だけでなく、大規模施設などを含む、ほとんどの建物に設置されています。
実は皆さんも分電盤を目にしたことがあるかもしれません。家で電気を使い過ぎてしまった時、ブレーカーが落ちた経験がある人も多いのではないでしょうか。その時に確認しに行く、ブレーカーが入った箱型の機器が「分電盤」です。
分電盤の役割
分電盤の役割は主に3つあります。1つ目は電気の分配。2つ目は漏電を検出した際、すぐに電気を止める役割です。漏電を素早く感知し、電気をすぐに止めることで、火災や感電、機器の損傷を防ぎます。そして3つ目は、電気の使い過ぎを監視する役割です。規定以上の電気を使い過ぎると、自動的に電気を止める機能を持っています。
配電盤とは
配電盤とは、分電盤と同じく電気を分配する装置ですが、大量の高圧電力を適切な電圧に下げて、分電盤に電気を分配する装置です。配電盤は主に、工場やビルなどの大規模施設に設置されます。
配電盤の役割
配電盤の役割は、大量の高圧電力を受け取り、低圧に変圧したのち、分電盤に電気を送ることです。また、配電盤は、短絡などの異常が発生した場合には、電力供給を停止する機能を持っています。
分電盤と配電盤の違い
分電盤と配電盤の大きな違いは、その役割です。
分電盤は、一般家庭などの電気を各部屋や設備に分配するための装置で、分配だけでなく漏電や電気の使い過ぎを感知し、電気を止める役割を持っています。
一方、配電盤は、工場やビルなどの大規模施設に設置され、大量の高圧電力を低圧に変圧し、適切な電圧に下げて電気を分配する役割があります。
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