理解できないことを放置しない
これも絶対にやってはいけないこととして挙げさせてもらう。というのも、最近の施工管理者を見ていると、どうも経験年数さえ積めば現場管理ができるようになると考えている人が多いように思う。
確かに、現場経験を積めばそれなりに工事についての知識がつくのは確かだ。しかし、なかには、中堅になってもまともに実行予算が組めない、CADがまともに使えない、図面等への座標付けができないなど、結構できないことが多い技術者もいるのが現状だ。
恥ずかしながら私も、現場管理を始めて3年くらいの時は、施工計画書の中身を理解できていなかった。
これはマズイと思い、他の人が作成した施工計画書を片っ端から読み込んで、施工計画書の必要性と、どんな内容で作成すればいいのかを分からないなりに理解し、とにかく実践した。あの時、理解しようとしていなければ、今でも施工計画書の作成に戸惑っていたかもしれない。
絶対に言い切れるのは、今日理解できないことはすぐに学ぼうとしない限り、理解できるようになることはないということだ。
歴が長くなると、後輩や新人もどんどん入って来る。ゆっくりと分からないことを勉強する暇はなくなる。むしろ教えないといけない立場になる。
分からないことは明日に持ち越さず、すぐその時に学ぶ姿勢を持つべきである。
人からの信頼をそこなう行動をしない
理解できないことを放置しないとは言ったものの、いくら経験を積んでも分からないことは日々出てくる。
そんな時に、どれだけ周りの人に協力してもらい、仕事を進めることができるかが重要になってくる。
特に、若い頃や新人の頃よりも、自分が中堅になってきた時にこそ、この能力が必要になってくるだろう。
仕事の早い技術者は、周りに協力してもらうのが非常にうまい。協力してもらうことで、最小限の労力で人よりも成果を出すことができるのだ。
当然、普段から上から目線でモノを言ったり、感謝できない人間は、周りから協力してもらうことはできないだろう。
人からの信頼をそこなう行動は、絶対現場でやってはいけない。
自分に能力がないのは、全部自分のせいだと自覚したほうがいい。人に信頼される力は、自分自身で磨いていく必要がある。
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横柄な輩には協力したくない。
分かってない輩には従わない
新人施工管なんてそんなもんだ、周りがフォロー出来てない現場はやらかし祭り
>できない奴と思われたくなかったからだ。完全に若気の至りである…。
あるあるですね。自分の過去を思い出してニヤけてしまいました。
過去した現場と全く同じ現場などありませんから、今でもわからないことや難しい判断が必要なことはたくさんありますが、知ったかぶりはせず自分より若い職人さんでも教えを請うように心掛けています。