けん引式空洞探査車とは、道路の地下空洞調査に使用されるチャープレーダーを搭載した探査車のことで、従来型(探査深度1.5m程度)に比べ、2倍程度の路面直下の空洞だけでなく、下水管の老朽化状況をも調査できるとされる。原理的には、深度に応じたチャープレーダー(50~800MHZ;50~300MHZ)を搭載し、時速40km以上でけん引/収録したスキャンデータを車内でモニタリングし、計測・解析ソフトで判定を行うものとされる。尚、複数のチャープレーダーを搭載する場合、各レーダーの送信波が相互干渉しない高速リレー方式も採用、モービルマッピングシステム(MMS)の搭載により、路面の凹凸/亀裂も同時に点検可能である。けん引式空洞探査車は川崎地質によって開発された。