TSP303トンネル切羽前方地質探査とは、トンネル切羽然歩探査機の最新モデルのことで、詳細の地質調査が必要な際に使用される。原理的には、切羽前方(100~150m)の地質不連続帯を短時間で探査する際に、坑内に24個の発振孔内で少量の火薬を発破/発生した弾性波を4本の高感度3成分レシーバーで受振、その後専用ソフトによる波形処理を行い解析するものである。尚、解析結果から得られた3Dの弾性波速度分布図からは、任意の位置でスライス表示が可能とされ、そのP波、S波からは岩盤物性値を算出、より総合的な判断を可能にするものである。ちなみに、測定~解析結果の出力までの所要時間は半日ほどとされる。TSP303トンネル切羽前方地質探査はエフティーエス㈱によって開発された。TSP303トンネル切羽前方地質探査はNETIS登録技術である。
TSP303トンネル切羽前方地質探査
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