従来の公共工事は、資源の投入(インプット)、工事結果(アウトプット)の評価にとどまっていたが、国民目線の行政運営を目指して、何の効果・成果が得られたかというアウトカムを算出し、評価することとしたのに則した指標。
今日の国土交通省の政策立案においては、アウトカム目標とアウトカム指標の両方を設定することで、目標による行政運営(Management by Objectives)」の実現を政策評価の目的の一つとしている。
例えば、「歩道の設置」の場合、「期限内に何メートルの歩道を設置する」というのがアウトプットであるのに対し、「その結果、交通事故件数を何%削減する」というのが「アウトカム」である。