アスファルト系溶剤型接着剤とは、ブロンアスファルトを芳香族系/石油系の溶剤に溶解させてペースト状にした接着剤のことだが、アスファルト自体の接着性/凝集力などは決して良質とは言いがたい。アスファルト系溶剤型接着剤は、温度/湿度によって粘度/コテさばき/乾燥時間などの作業性に関連する性質が変化しやすいため、一般には季節別製品(冬季用/春秋用/夏季用)が使用される。尚、アスファルト系溶剤型接着剤は貼付可能時間の幅が広く、目違い直しも(トーチランプで)比較的容易にできる点では使いやすい一方、溶剤タイプによる引火の危険性と他商品の出現によって、最近ではあまり使われなくなった経緯がある。