ジオデシック・ドームとは、アメリカの発明家フラーが発案した球体ドームの事。(別名;フラードーム)。原理的には、球面に近い、正三角形を基本モジュールとしたピース(測地線;ジオデシック)で構成することで、軽量かつ最小の表面積で最大空間を生み出すものである。尚、ジオデシック・ドームの施工例としては、モントリオール万博のアメリカ館、富士山頂のレーダードームなどが挙げられる。ちなみにジオデシック・ドームは、理念としては明快な構造であるが、現実的には未熟練工による施工技術により、建造されても腐朽している事例も少なくないと言われる。