タフガードクリヤー工法とは、コンクリート表面に施す塗装の1つ。劣化因子(剥落防止/外気浸透抑制)を遮る透明塗料を使用するもので、原理的には、水や塩分の浸透を抑え、仕上がり状態を維持し、点検作業において合理的な目視が可能となるもの。従来のエナメル塗装においては、着色により目視確認が困難だった上、施工コストは6割ほど高くなるが、タフガードクリヤー工法は、監視の合理化と塗装工程の手間がトータルで省略できるメリットがある。ちなみに、ライフサイクルコストは40年で約10%のコストダウンが見込まれている。タフガードクリヤー工法は、日本ペイントと土木研究所によって共同開発された。