マスコンクリート対策とは、温度ひび割れの防止・制御対策をさしている。内外温度差を最小にして、コンクリートをなるべく外気と同じ温度に保つように設計・施工するのが基本である。
マスコンクリートの定義は、コンクリート標準示方書によれば、広がりのあるスラブならば厚さ80~100cm以上、下端が拘束された壁では厚さ50cm以上のコンクリートとなる、
マスコンクリートにおいては、複数の生コンクリート工場から納入されることもあるが、混合剤や骨材の均質化が求められ、試験練りでしっかり確認しておく必要がある。
分割して打設する場合は、期間を最低日数とするだけでなく、新旧コンクリートの継ぎ目は特に事前の注意・検討が必要である。
ひび割れ誘発目地、パイウコーキング、膨張コンクリート、ひび割れ制御鉄筋等を状況に応じて組み合わせることとなる。
マスコンクリート対策
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