レーザースキャナーとは、橋の健全性を確認する手法のことで、点検項目はケーブル張力、主塔の倒れ量、路面の高さとされる。レーザースキャナーは、従来のトータルステーションや水準器などと比べ、測定ピッチが小さいことによる優位性、任意の点の位置情報が取得可能、(張力測定における)加速度計設置の際のケーブル近接作業が不要などが特徴として挙げられる。なお一般に、ケーブル長が短いとたわみ量が小さくなるため、多少の誤差でも張力の数値に大きく影響するとされる。レーザースキャナーで橋の形状やケーブル張力の情報を得ることで、大地震の際の健全性確認にも応用できるとされる。レーザースキャナーは日立造船によって開発された。