レーザー欠陥検出法とは、トンネル内部の覆工コンクリートの損傷をレーザーによって高速点検する技術のこと(検査速度は従来の50倍)。原理的には、内壁面に強力な振動励起レーザー(パルスレーザー)を照射して、表面を強制的に振動させ、その振動波形(周波数)を計測レーザーで診断するものである。レーザー欠陥検出法は、非接触にて打音検査できるため足場が不要で、点検作業の軽減や検査員による判定のばらつきも軽減でき、維持管理コストの削減が見込める。レーザー欠陥検出法は、日本原子力研究開発機構、レーザー技術総合研究所、理化学研究所によって共同開発された。