MIYUKAとは、清水建設によって開発された建物内を移動するロボットの位置検出システムのことで、原理的には、産業用カメラ/LED/計算機で構成され、床の黒点パターンをカメラが読み取ることで、データベースと照合して、即座に位置検出するものである。尚、MIYUKAにおいて、連続撮影による写真間に発生する黒点の動作解析、ロボットの進行方向/距離の推定機能、データベース照合との並列処理が可能とされ、静止時に依らない高精度な位置検索に寄与するものである。ちなみに、今後も軌道が確保されない3次元移動体の位置検索における技術促進が期待されるが、カメラの初期座標を基に位置を割り出すセンシングシステムとの補完/併用で、誤差の累積を少なく、位置検出の精度向上を図る事例も存在する。
