地震被害予測システムとは、清水建設によって開発された既存超高層建物(関東圏)の地震被害評価システムのことで、原理的には、入力地震動評価システム/構造解析モデル設定システムで構成され、地上階数/構造種別/固有周期などの公開情報を基に振動解析モデルを設定し、それに評価する土地における地震動を入力することで、層間変形角/床応答加速度/地震加速度の最大値を導くことが可能、ひいては建物部位の損傷度を判定ならびに建物全体の損失比が算出されることで、結果、建物の地震被害を4段階評価するものである。尚、地震被害予測システムによる被害予測までの所要時間は10分程度とされる。ちなみに、地震被害予測システムは中低層向けの総合防災診断システムの拡張版という位置づけとされ、首都直下地震/大正型関東地震/南海トラフ3連動地震の3波によって解析を行うとされる。
地震被害予測システム
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