砂杭本数はSCP工法の半分、工費は8割弱で施工
結果として、砂杭本数はSCP工法の半分、工費は8割弱で施工できた。
周辺には岸壁前面にケーソン構造物があり、当初から打設による影響が懸念されたため、挙動観測を行いながらの施工であった。しかし、打設完了後のケーソンの変位は水平変位陸側へ20mm、鉛直変位-18mmで岸壁の機能には影響しなかった。
ただし、変位量が更に厳しく制限される施設の近接施工を行う場合は、振動を伴わない静的装置への改良が必要となる場合もあると思われる。
以上、地盤改良の専門的知識をもとにSCP工法の弱点を改良し、入札後VEに十分対応すると同時に、新工法として地盤改良工法の発展に寄与した事例を紹介した。
地盤改良工事におけるアイディアの一助になれば幸いである。
みんな、もっと自慢しようぜ!