現場作業への抵抗感も軽減させる測量作業
測量のメインは「現場」です。朝会社に来たらトランシットやレベル、三脚などを車に積み込んで、現場に向かいます。着いたら所定の位置に器械をセット。建物の位置や道路、水路など現況の平面地形の場所を測ったり、高さを測定するなどします。現場作業が主です。
測量作業を通じて、現場での作業に慣れることもできます。建設業界に入ったものの、現場作業はチョット・・・という方には、まず測量から入ってもらうのもいいかもしれません。施工管理をするわけではないので、それに比べたら比較的ライトに取り組めるのではないかと思います。たとえ間違えてもリカバリーが容易ですし。それに、土木の現場で必要なカンを養うのにも役立ちます。
私は設計畑から建設業界に入りました。その後、現場で仕事をするようになりました。設計をしているときも、現場で仕事をしているときも、いつも測量した経験がいつも役に立ちました。それは土木技術者としての「カン」が養われたからだと思っています。
そして、以上の点は、ドローン測量によって失われるのではないかと危惧しいる最近です。