設計事務所の先生と「地獄の定例会議」
地獄の日々が続く中でも、現場監督として特に課題となるのが、毎週開催する客先と設計事務所先生との定例会議です。客先や設計事務所先生の性格にもよりますが、特注物件の場合は、定例会議の所要時間も長くなります。
この保育園の新築工事では、着工前から竣工まで長期間にわたって、毎週6時間ほど定例会議をおこないました。一般住宅の建築や、建設業界以外の方々が聞くと、そんな長時間をかけてムダが多いと思うかもしれませんが、保育園の新築工事ともなると、外壁や屋根の色からビスの形状まで、数百以上の色決め、形状決めが発生してきます。
たとえば、保育園の家具の色や廊下のクロス。とてもカラフルで、もう楽しくてしょうがないくらいの色分けをしなければなりません。
こうした定例会議の資料は、設計事務所の先生の指示のもと、すべて現場監督が準備していきます。そして、プレゼンが決定したら、定例会議の議事録も自分で作成して承認をもらっていきます。