完全月給制のとび職人として生きる
昨今、建設業の職人不足が叫ばれているが、その原因の一つに、職人の収入が不安定だというイメージがある。
「建設業の職人は、日給月給制が多いんです。体力のある時期には年収が高くても、こなせる仕事量が減ると収入が落ちることもあり、全体的に収入が不安定だという印象がぬぐえません。ですから、鈴木組では職人を完全月給制にし、安定して働ける環境を整備した上で、訓練校で職人としていかに成長するかを教えています」と、髙野専務は話す。
いち職人から職長になり、管理職になる道を選ぼうが、あるいは職人のまま生涯技術職を全うしようが、学び続けることで様々な技術を吸収し、スキルアップしなければならないのは同じこと。そのための基礎力を身につけるためにも、職人の訓練校が必要だという。
訓練校のカリキュラムは、1000時間の座学と600時間の実習で構成される。学科では建築・測量・製図・構造力学やとびの施工法、積算などを学ぶ。
「訓練生には勉強ぎらいの子もいますが、必要な知識なので、みっちり教えますよ」と髙野専務は言う。
実技の時間には、測量や機械操作などの基本のほか、仮設工事、鉄骨工事、土工事、玉掛けなどの基礎を教える。
初めて現場に入る時、基礎があれば単なる足手まといになることもなく、現場にもとけ込みやすくなるという配慮もうかがえる。
「訓練生たちは実技が大好きですね。目をキラキラさせながら足場を組み立てています」(髙野専務)
ちなみに、髙野専務は社会科の学科を担当している。「社会科の授業で『官製談合って何なのか知ってるか?』と訓練生に聞くと、最初はよくわからない様子で首を傾げていますよ。でも、社会的な興味のわく話をすると、聞いてくれます」(髙野専務)
「組」=ヤクザ?偏見があった時代に開校
昔から職人の世界では、新人は先輩について現場で仕事を覚えるものだとされてきた。
しかし、鈴木組の先代の社長が「これからの時代は、職人にも教育が必要になる」と考えたことが、鈴木職業訓練校の開設のきっかけとなった。
開校当時は建設業に対する世間の目も今以上に厳しかった。今では笑い話になっているが、地方に求人に行くと、「~組」だから暴力団関係ではないかと誤解されたこともあった。
だから、若者に安心して職人になってもらうためにも「鈴木職業訓練校」という受け皿が必要だったのだという。
鈴木職業訓練校がスタートすると、地方出身の若者たちも入学してきた。特に青森県を中心とする東北地方の若者が多く在籍している。
地方出身者が東京の生活に順応しながら、職人としての生活をスタートする場所としても、鈴木職業訓練校の存在意義がある。
夢あるな〜お金の話は避けられがちやけどそう言うのは大事、
若手は察するからね
1000万近くってことは1000万は超えないのが普通ってことか。
仕事の価値はお金だけで決まらないと思うけど、もっと金銭的に評価されてもいいと思うけどなぁ。
海外でも職人って報酬低いのかな?
いい会社。職人は給与でもっと報われるべき。
うちのキャリアプランとほぼ一緒
要は常に知解体解の繰り返し、一般的な感覚より−10から15年で考えて、大道の真ん中を最短最速で突っ走れって事
素晴らしいな
良い会社、就職先候補に入れる
マニュアル職長しかいないよ鈴木組 そんな現場で実務経験 10年足らずの奴が一次会社の社員だから職長になってるだけそういった奴に限って職人がアドバイスすると経験が足らず聞く耳持たない下らないプライドなんかいらないんだよ本当の職人は、アドバイスしても経験則が足らないから理解出来ないのかも知れないが
まあ年収1000万になれるなんてごくごく一部だけでしょうね。
鳶職とか犯罪者予備軍しかいないしストレスヤバそうで割に合わないと思いますね。