「なんで子育てで休む人間よこしてん?」

大石(施工の神様ライター)

上林さん
これだけ長い間同じ担当を続けるのは、大阪市役所では珍しいことです。行政の窓口がコロコロ変わると、地域の方々から不信感を持たれるということで、ずっと同じ担当を続けました。ほぼ1人で担当していたので、地域にガッツリ入ってやっていましたね。それだけに印象に残っている仕事です。
天王寺大和川線は、都市計画道路ではあるけれども、「緑あふれる道にしよう」という位置づけの5.5kmほどの道路で、地域の声を聞きながら進めていくべき事業でした。今でも地元との話し合いが続いていて、完成までにはまだまだ長い期間が必要となります。

大石(施工の神様ライター)

上林さん
そこで私があきらめてしまうと、後輩の女性土木職が出産しにくくなるだろうなという思いがあったので、踏ん張りました。結果的に3人の子どもを産みました。もちろん、今ではそんな事を言う人はいないですよ。

前川さん

岩本さん
今のところは、自分に与えられた仕事をこなすのに精一杯なので、これから色々な仕事に携わって視野を広げていきたいと思っています。
前例にとらわれず、新しいことにチャレンジしてほしい

大石(施工の神様ライター)

岩本さん

前川さん

大石(施工の神様ライター)

上林さん
それと、前例にとらわれずに、切り開いていってほしいという思いがあります。行政なので、なにか新しいことをやろうとすると、政治的な横ヤリなども出てくると思いますが、一旦引いていろいろなやり方を試すとか、幅広く情報を収集しながら、柔軟な作戦がとれるような人材に育っていってほしいです。