現場の作業員は、プロとして扱うべき
他にも、どうも変だな?と思われる規則が載っていた。
このテキストには、『落下防止ヒモが必要な工具』という項目がある。これは十分納得できる内容だ。工場やプラントなどは全ての階が上下作業の連続になっているため、”工具は絶対落とすな!”が鉄則なのは私も全く同感だ。
が、私が首を傾げたのは、その下に載っている『落下防止ヒモが”必要ない”工具』のリストだ。そこには、ごく普通に現場で作業中に使用する工具が列挙されている。
モンキーレンチ(250mm以下)、スパナ、メガネレンチ、コンベックス、ドライバー、ニッパー、プライヤー、ペンチ、カッターナイフ、電工ナイフ・・・などなど。
落下防止ヒモが”必要ない”根拠はなんなんだ? 落下防止ヒモを付けなくて良いか、付けたほうが良いか、あるいは工具収納箱を用意するかは、作業員がどの程度その工具を頻繁に使うかどうか、つまり全ては現場に応じて作業員が判断すべきことだ。
落とす危険があると思えば落下防止のヒモを付けるなり、工具箱などに入れるなり、作業員自身が考えて工夫すればいい。それを”付けなくていい”とはおかしくないか?
しかも、一律にこんなことを決めながら、このルール通りにヒモを付けず下に落としたら、結局責められるのは作業員だ。その時は「臨機応変に考えろ!」などと平然と言うのだろう。ズルいよ!
こんな決まりは、作業員をバカにしている。プロフェッショナルとして扱っていない証拠だ。現場監督は、作業員をプロとして認め、自分で考えて実践することを評価しなくてはいけない。この現場のルールがどうであろうと、作業員が独自に安全を考え、規定以上の安全対策を行ったら、それはそれで評価すべきだと思う。
もし、作業員が工夫した安全対策に対して、誰かが「その安全対策はオーバースペックだろ! そこまでやらなくてもいい!」と言ったなら、「それは全て安全担当のNさん(私のこと)から、必要だと思われる安全対策はドンドン進めてくれ、と言われたのでやりました!」と答えればいいと、新規の人間には伝えている。
このテキストを作った人はよく考えてほしいし、何より実践に即したテキストを作ってほしい。「プロの職人を育てよう!」くらいの気持ちを込めて。読んだ作業員たちが「プロなら、これが最低限のレベルなんだ」と思うような、この現場が終わっても印象に残るような、そんな新規入場者教育テキストを作ってもらいたい。
プロとして扱うとか無理な話。
小学校すらまともにでれなかったような連中なのだから、その知能レベルに合わせるのは当然。
言いたいことはわかるけど、小学校すらまともにでれなかったような連中に仕事させるのが俺たちの仕事なわけで
岡山に飛ばされて来てるけどほんとヒドイ(´・c_・`)
岡山の地場ゼネ勤務なのですがそんなにヒドイんですかね…?
新卒1年目なのでよくわからないのですが。
難しい問題ですね。自分も作業員だが出来ない人できる人色々!
プロもいればゴミみたいなやつもいる。
それは作業員も管理者もおなじ。
だからゴミみたいな決まり事を決めなきゃなんないし、ゴミみたいな事を言い出す。
まぁ、どこの建築現場も同じようなかんじですよね
だから、まともな人間は育たないんですよ
分かりきったことでも確認することで事故は減らせる。大抵の労災はしょうもない事で起きている。