硫黄島やアフリカにも配属される
海上自衛隊は艦艇だけではなく、航空機も保有しています。そうなると当然、港だけではなく飛行場も持っています。施設職域の隊員は港湾施設だけではなく、飛行場施設も維持管理しています。
勤務地は、北は北海道から南は沖縄、特殊な場所としては硫黄島や父島、そしてアフリカのジブチ共和国に所在する艦艇基地もしくは航空基地に配属されています(私が勤務していた当時の話ですので、今は分かりませんが・・・)。

硫黄島には、海上自衛隊と航空自衛隊の基地が置かれており、民間人の立ち入りは禁止されている
発注用図面や仕様書の作成も行う
施設職域の隊員は母数が少ない(海上自衛隊隊員数の1%程度)ため、隊員自ら工事を行うことはあまりありません。
基本的には、維持管理に係る外注工事に出すことになるので、そのための発注用図面や仕様書の作成をしています。施工業者決定後は、監督官として業者の管理や工事に係る部隊内の連絡・調整を行うことが主体となります。
新設工事については、現在は防衛局(昔は防衛施設局)が発注元となりますので、部隊から要望を出して、外注工事を出してもらうこととなります。
施設職域の隊員は監督官ではありませんが、防衛局がコンサルに委託して工事を監督しているので、工事に係る問題や要望を調整する際には、コンサルもしくは現場代理人とやり取りして工事を進めるという役割を担います。
素敵です。
海自の職域がよくわかります?