点群処理は私にまかせて!
――ICT系の技術や商品の開発は日進月歩なので、情報収集するのも大変でしょう。
成田さん そうですね。ウチでは部署内での情報交換が多くて、ICT担当者でネットや雑誌、同じICT系の計測機器を使うユーザー仲間から集めた情報をよく共有しています。気になるものがあればメーカーに問い合わせをしたり、デモをしたり、常にアンテナを張っている感じです。
――自分で探して、実際に使ってみて良かった商品は?
成田さん 最近だと、オンライン上で点群処理ができる「スキャン・エックスクラウド」ですね。自動フィルタリングの精度が圧倒的に高いです。今は「スキャン・エックスクラウド」と福井コンピューターの「トレンドポイント」を併用して点群処理をすることが多いです。三次元データの処理は、使う計測機器や現場の状況、目的によって使いやすいソフトが違ったりするので、どのソフトがベストかという見極めを大切にしています。
――「土木系はソフトウェアが価格が高い」という声を聞きますが。
成田さん そうですね、高いと思います。今はいろんなソフトが出ていますし、それぞれに得意不得意があるので、良い処理環境をつくろうとするとかなりのコストになると思います。
――用途に応じて、複数の3Dソフトウェアを使い分けている感じですか。
成田さん そうですね。例えばUAVレーザ測量をした場合だと、飛行計画・計測・解析・処理・図化のそれぞれの作業でソフトが違ったり、複数ソフトを使用したりします。なので、6つとか、多いと10のソフトを使い分けたりします。
――これ一つで全部の作業ができるというソフトはないわけですか。
成田さん ないですね。一本化できれば断然良いのですが(笑)。
先を行くICT測量技術者になりたい
――これからやりたいことは?
成田さん 次世代の測量に対応できるICT測量技術者として技術をつけたいです。資格だと測量士・技術士の取得を目指して、測量の分野で頑張っていきたいと考えています。
――個人的には、寒河江測量設計事務所のアイコンとなって、ICT化の取り組みをドンドン外に発信していってもらいたいところです。
成田さん ぜひそうしたいと思っています(笑)。多くの人にお会いして、いろいろなことを勉強したいと思っているので、そういうつながりはたくさんつくりたいと常々考えています。
――結構ガンガン前に出るタイプなんですね(笑)。
成田さん そうかもしれません(笑)。私は干支が亥(イノシシ)年なのですが、そのことを言うと周りからは「だから猪突猛進なのね」とよく言われます。自覚はあるので(笑)、これが自分の長所だと思って、様々な業務に挑戦していきたいです。
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可愛い、こんな子が現場にいてくれたら超頑張るわ
自分の現場が馬鹿らしくなるほど、羨ましい。
建築科は女性に人気ですが、就職のパイが小さいんですよね。
いいところに目を付けたと思いました。