“いい道路”になっている北側復旧道路
先日、熊本に行く機会を得たので、ついでに阿蘇市へ足を運んでみた。その際、国道57号北側復旧道路を通った。自動車専用道路ということもあり、快適な道路である。線形も緩やかで景色もよい。
「トンネルを抜けたら、そこは阿蘇だった」という言葉が似合いそうな、そんな光景が広がっていた。大津町から阿蘇市へ向かうと、トンネルを抜ければ右手に阿蘇五岳、左手には外輪山となっている。
紅葉も始まっており、目の保養にはうってつけの光景であった。また、阿蘇の景色というのはなんとも心躍り、そして雄大な景色にパワーを得ることができた。

黒川橋付近を望む

黒川橋の黒川渡河部付近を望む

二重峠トンネル阿蘇側坑口付近を望む
また、熊本空港へ向かう飛行機から、阿蘇大橋を含む斜面対策事業の全体像を見れた。

阿蘇大橋を含む斜面対策事業の全体像
工事関係者の皆様の多大な努力により、とてもいい道路になっている。運転がお好きな方、ツーリングがご趣味の方には特にオススメである。急カーブがないので、周りの景色を楽しむ余裕は十分持てる。
熊本地震から約4年半での開通というスピードでの工事は、工事関係者にとっては大きな大きな苦労や負担がかかっていたのではないかと思われる。
工期短縮が至上命題、もちろん安全施工が前提という、一見矛盾するような条件をクリアしなくてはならなかった。神経をすり減らしながら仕事をなされたのではないだろうか。その結晶が、とても素晴らしい道路となっている。