小さな仕事も大きな仕事もどっちもできる
――仕事で楽しかったことはありますか?
安河内さん いろいろありましたけど、漁港課にいたとき、漁業関係の方々と一緒に、漁港近くの公園の草を刈ったときは楽しかったですね。地元の方が差し入れを持ってきてくれたりして、住民の方々と一体になれた感じがしたので。
――人とのふれあい?
安河内さん そうですね。市役所に勤めていると、区役所は別ですが、住民と直接ふれあう機会があまりないんです。東京事務所での仕事もやりがいがあって、それはそれで楽しかったですが。
――福岡市役所で仕事をする魅力は?
安河内さん やはり住民に近いところで仕事ができるところですね。それでいて、けっこう規模の大きな仕事にも関わることができます。小さい仕事も大きな仕事もどっちもできるのが魅力だと思います。
土木系女子同士の一体感が心強い
――土木職の女性は少ないほうだと思いますが。
安河内さん 福岡市役所の土木職の女性職員は今、だいたい60名ぐらいです。全体の職員数から見れば、確かに少ないですね。市役所内には土木女子会というものがあって、定期的に飲み会を開いたりして、つながりを深めてきています。
なので、数は少ないですけど、困ったときなどに先輩に相談したり、いろいろな情報を共有したりできるので、他の職種に比べ、土木職同士の一体感がかなりあって心強いところもあります。
――マイノリティであるがゆえに、結束が強まる。
安河内さん そうです。逆に結束が生まれるわけです(笑)。
――お土地柄、上下関係は厳しかったりするんですが?
安河内さん 私自身、やっぱり先輩は大事にしますね。絶対服従とは言わないですけど。それは男女関係なしです。私自身、学生時代にバレーをやっていたのですが、そのときの上下関係は今でも残っていて、市役所内でもそういう意識はあります。
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