建設現場での”しょうがないあるある”
まずは、どの『しょうがない』を攻略していくか、建設現場での日常を振り返ります。
例えば、現場が竣工しました。最終収支は赤字です。
- 「突貫工事だもん。しょうがないよね」
- 「請負金額低すぎだもん。しょうがないよね」
- 「他現場と工程被って電工さんいなかったもん。しょうがないよね」
- 「ゼネコンがうんたらかんたらだもん。しょうがないよね」
- 「新入生抱えてたもん。しょうがないよね」
・・・。少し考えただけでも、無限にでてきますね(笑)。
竣工時に限らず、日々の仕事の中でもあると思います。
- 「安全書類揃いません。しょうがないよね、一人親方多すぎだもん」
- 「現場管理しきれません。しょうがないよね、現場広いもん」
- 「来月の工程たてれません。しょうがないよね、建築工程が合ってないんだもん」
やはりいくらでもでてきますね。”しょうがないあるある”が止まりません(笑)。
自分の精神面をコントロールするためにも、しょうがないで一度片付けるのもひとつの方法かもしれません。ですが、行動してみなければ何も変わらないので、こここそが踏ん張り時です。頑張りましょう。
『しょうがない』の攻略法
今回は、人によっては怒られるので声を大にしないほうがいい、『ケーブル余っちゃうけどしょうがない』を攻略していくことにします。
攻略法は、こうです。
①理由を考える
- 発注ミス
- 現場が広すぎて管理が行き届かない
- 職人さんと余長の概念が合わない など
②できることを考える
- 発注状況の管理
- CVケーブル等は回路ごとに切断して納品
- 配線ルート検討 など
③時間と労力をかけた分の利益がでなそうなことを考える
- 弱電ケーブルの使う分だけ拾い出し発注
- 細かすぎる寸法切り(搬入、管理が逆に大変)
- 配線サイズダウンにこだわりすぎてIV線をほぼ全サイズ使用
結果、すぐに行動できそうなことは発注状況の管理ですよね?
余らせないためには、まず無駄をなくすこと。ダブり発注なんてもってのほかです。当たり前のようで、意外とできていないことではないでしょうか。
一番管理しやすいケーブルは、ズバリCVTだと思います。エクセルで管理表を作成しましょう!
管理表まで作成していると、仮に予想以上のケーブルが余ってきた場合、『しょうがない』なんて言葉は浮かびません。「そんなはずない!」「どうして!?」と、勝手に身体が動きます。
次回は、僕が使用しているケーブル管理表を紹介していきたいと思います。
ご安全に!