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【グリコンシリーズ第4弾】舗装のことを知らなくても、真剣に取り組めば必ず一人前になれる

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公開日:2021.09.13 / 最終更新日:2022.08.16
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NEXCO出向時に「夜の町田マップ」を作成

――思い出に残る仕事はありますか?

森川さん NEXCOさん、当時の日本道路公団さんの試験所に3年ほど出向したことがあります。町田にあった試験所には、「回転式舗装試験機」という日本に1台しかないような試験機を使った試験を担当したことがあります。試験所には、様々な会社から人が来ていたので、いろいろ勉強になりました。

町田が職場になったので、町田に引っ越しました。夜の町田を毎晩徘徊していました。他の業界の方々と一緒に「夜の町田マップ」というものをつくったりもしました。仕事だけでなく、夜も楽しい思い出がたくさんあります(笑)。

藤森さん 昨年度、路面性状委員会の詳細調査ワーキングという活動に参加させていただきました。秋田の山にある新設道路を実験場として使ったのですが、2車線すべて開削して、コアを抜き取って調査解析などを行いました。同業他社の方々とか、大学の先生などと関わりを持てました。自分自身のためになったということで、思い出に残っています。

――「調査の仕事をやっていて良かったな」と思うのはどういうときですか?

森川さん とある町発注の仕事で、町が管理する道路の路面性状やFWDを調査して、町道の舗装の管理計画をつくったことがあるんです。何年になったら、ここの舗装を直しましょうという計画ですね。その計画が町のHPに載っているのを見たとき、「お、やったな」と嬉しく思ったことがあります。そのときは、家族に対して「これ、俺がやったんだよ」と言いました(笑)。妻は「スゴいね」と言ってくれました。子供はまだ小さかったので、「ふ〜ん」という感じでしたけども(笑)。

藤森さん 昨年度末、1ヶ月ほどかけて、舗装厚を調査する仕事を1人でやり切ったときは、嬉しかったですね。舗装断面確認の調査で、舗装に直径5cmの穴を開けて、そこに「ボアホールカメラ」という魚眼レンズの付いたカメラを入れて、上層路盤、下層路盤、路床の厚さを確認する作業でした。全部で80本ぐらい抜いたのですが、すべて1人でずっと作業して、最後の成果物も1人でまとめました。金額的にもけっこう大きな仕事だったので、やり切ったときは「やったな」と思いました(笑)。

周りを見ていれば、何をすれば良いかはわかってくる

路面性状測定車で測定する藤森さん。ドライバーは森川さん

路面性状測定車で測定する藤森さん。ドライバーは森川さん

――舗装調査に向いている人とかありますか?

森川さん 以前までは「舗装のことを知っていることが大前提」と思っていたのですが、藤森くんの仕事ぶりを見て、考えを改めました(笑)。藤森くんが入社したときは、舗装のことはなにも知らない状態でした。

しかし、実際の現場に行くと、現場で周りの人間が何をしているかをちゃんと見ていて、自分はなにをするべきかについて常に考えていて、「自分はコレをやりましょうか」などと声を掛けてくるんです。「仕事に興味を持って、周りを良く見れる人間であれば、専門知識がなくてもできるんだな」と考えを改めました。

藤森くんが特別なのかもしれませんが、黙々と仕事をする人間よりも、周りとコミュニケーションをとれる人間が、調査という仕事に向いているのかなと考えているところです。

「場数を踏んで、出たデータをどう読むか」を経験していけば、誰でもできる仕事だと思っています。

――当の本人はどうですか?

藤森さん 舗装調査についてまったくわからないところから仕事に入っても、別に周りを見ていれば、わかってくるものなのかなと思っています。もちろん深い専門的な知識はあったほうが良いと思いますが、役所の方々と話をするうえで、専門用語を駆使して説明しなければいけないということはありません。今何をしているか「伝えること」が一番大事なので。現場でやっていることは難しいことですが、そこまで難しいことではないと考えています。

なんにでも興味を持つタイプの人間

――今後やりたい仕事とかありますか?

藤森さん 今後は、役所に提出する報告書の作成をしてみたいと思っています。

――もともとメンタルはお強いほうですか?

藤森さん メンタルが強いかどうかわかりませんが、なんにでも興味を持つタイプの人間なんです。スポーツも好きで、小学校のときはサッカーと競泳をやっていました。中学校のときは水球をやっていて、ジュニアオリンピックの強化選手に選ばれたことがあります。

海外に行ってからは、テニスをやっていました。アメリカンスクールに通っていたとき、最初は英語が全然わからなくて、世界史の単位を落としたんです。「くっそ〜」と思って、猛勉強して、2年目は世界史で学年1位をとりました。最初はわからなくても、興味を持って真剣に取り組めば、必ずできるようになると信じています。

――やはり、藤森さんが特別なんじゃないですか?(笑)

森山さん それもあるかもしれないですね(笑)。5年後には、グリコンのエースとして活躍してほしいと思っているところです。

意欲があれば、いくらでも仕事を任してもらえる

――グリコンの良いところ、悪いところをお願いします。

森川さん NIPPOの関連会社ということで、ネームバリューがあるので、仕事がやりやすいのが良いところだと思います。舗装コンサルという小さな業界ではありますが、トップ企業ということで居心地が良いというのはあります。

悪いところは、新しい人間がなかなか入って来ないので、フレッシュな考えが乏しくなっているところです。社内の雰囲気として、もっと積極的にいろいろなことをやっていく雰囲気が生まれれば、会社はもっと良くなるのにと感じているところです。

藤森さん 良いところは、本人に意欲があれば、いくらでも仕事を任してもらえるところです。先ほどお話ししたワーキンググループへの参加も、会社から「行ってみるか?」と提案していただいて実現したことでした。他の社員を差し置いて、「自分が参加したいです」とはなかなか言えないので。

悪いところは、年度末に仕事が集中することです(笑)。年度始めと年度末で仕事量にギャップがあるのは、正直シンドいですね(笑)。

【グリコンシリーズ第3弾】好きに仕事させてもらえるので、働きがいがある

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この記事を書いた人

四国の犬
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基本的には従順ですが、たまに噛みつきます。
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