インフラ整備は移住促進にも寄与
阿蘇地方では、もともと移住を希望する人がいるようなのだが、それがさらに促進されるかもしれない。
特に最近は、コロナ禍によるテレワーク導入・促進されている背景もあり、地方に移住して仕事に取り組む人が増えてきている。自然豊かな場所で、のどかな風景を楽しみながら仕事をしたい人には、阿蘇地方はうってつけの場所と言えるだろう。
阿蘇市では、宅地整備の計画もあるとのことで、さらなる移住促進が図られるかもしれない。地震直後は移住を希望する人はほとんどいなかったようだが、時間が経つにつれ、居を構える人が少しずつ増えてきているそうだ。さらに、これからは商業施設の誘致にも力を入れていくようだ。
状況の変化は、光がある一方で影もある
一方、交通が分散したことで交通量が減った地域では、ファミレスが撤退したり、コンビニが移転するといった副作用が生じているようだ。
状況が変化するということは、光があれば影も生じるということだ。
すべての人が恩恵を被るということはまずないだろう。だからこそ、影をいかに光に変えていくかが、自治体やそこに住む人々に問われる。
嘆いたり批判をしたって何も変わらない。状況が変わったのなら、それにどう対応するか、どう変えていきたいかをみんなで一緒に考え、やれることを1つずつやっていく。
その先に、「真の復興」があるのではないだろうか。